中国人留学生が武漢市への医療用マスク寄贈に、当センターが支援
中国武漢市で発生した新型コロナウィルス感染による脅威は、世界で感染が確認される中、患者を救う医療機関でも、感染予防が間に合わない、医療施設の不足、スタッフの過労等、様々な影響を及ぼしている状況が、日々、マスメディア等を通じて伝えられています。
その状況について山口の中国人留学生で構成されている「学友会」会長·汪章博さんから、中国出身の職員へ、「留学生から寄付(約170,000円)を募ったが、医療現場での感染予防物資を購入することができず、困っている」と相談がありました。
そこで、湯田温泉病院で医療用マスク10,000枚を確保し、また、併せて医療用手袋10,000セットを寄付しました。
中村洋所長(湯田温泉病院 院長)は、「中国のご家族や知人など、大変ご心配なことと思います。少しですが、お役に立ててください」と同会の前会長 仝志慧(ドウ シケイ)さんへ、手渡しました。仝さんは、「山口の留学生と、現地にいるお医者さんの代表として、済生会のご支援とご協力を心から感謝します」と涙ながらに応えていました。
今回手渡した物資は、学友会から福岡総領事館を通じて、武漢市赤十字慈善総会から武漢市内医療機関へ届けられることになっています。