村岡嗣政 山口県知事訪問~山口県の介護を取り巻く環境の向上をめざして、職員と意見交換~
8月18日、山口県済生会支部会長である村岡嗣政山口県知事を囲み、当センターの職員5人が現場でのやりがいや今後の目標など語り合いました。
当センターは、医療療養型の湯田温泉病院を中心として、高齢者や障害者の福祉サービスを総合的に提供しており、特に利用者やご家族の支援に携わる職員は、常に笑顔を忘れず、対象者の立場や思いに寄り添いながら日々業務を行っています。
今回の懇談会に参加したのは、30~40歳代の介護職員を中心とした勤務年数12年以上のリーダー的存在であり、後輩のお手本となるべく専門職としてのスキルアップに積極的に取り組む5人です。
懇談会では、5人が所属する職場紹介や日頃の業務に対する取り組みや職業観などを述べ、村岡知事は、メモを取りながらひとりひとりの話に耳を傾けていました。また、人材育成に関する話題では、より専門性を高めるために研究活動などスキルアップに励むほか、リーダーとして、後輩とのコミュニケーションを密にとりながらストレスを抱えないような職場環境に配慮していることや、学生などの実習生を受け入れる際、現場のやりがいや楽しさ、介護や福祉の魅力が伝わるよう発信しているとの意見がありました。
村岡知事は「介護の人材不足と言われているが、皆さんのように向上心や熱意、やりがいを持った人が増え、山口県の介護環境がすばらしいものになるよう力を貸してほしい。」と激励しました。
この日、村岡知事は、昨年12月に新築した湯田温泉病院および同病院内に新設した特別養護老人ホームおとどいの里を視察し、医療と介護の連携や、地域での役割、当センターが取り組む「地域包括ケアシステム」などについて概要説明を受けました。