【熊本地震支援】余震に不安げな表情の入所者、緊急時は各職員の判断が求められる
済生会の災害対策本部DCATの要請を受け、4月29日から5月1日の3日間、なでしこ園の職員が済生会熊本福祉センターで、グループホーム入所者や職員の補助などを行いました。
余震の不安の中で、入所者が少しでも安心できるよう、日中は食事支援(朝食、夕食の調理・食事見守り)や入浴介助、館内清掃、余暇活動(トランプ、折り紙、散歩)、夜間は19時から夜勤業務の補助(及び代行)を行いました。
〇なでしこ園 主任介護士 田中美穂
ライフラインは復旧していましたが、繰り返される余震が入所者様のストレスになっておりメンタル面でのケアを重視し活動を行いました。「本震時、携帯も不通となり役職者同士も連絡不可能となった。災害時スムーズに連絡が取り合えない状況下では各自の判断が重要であり、日頃から緊急時をシュミレーションしていなければ行動に移す事が出来ない」と職員が話されたのが印象に残ります。今回、この様な貴重な活動に参加をさせて頂き感謝致します。
〇なでしこ園デイサービスセンター 主任介護士 山中篤史
我々が訪れた時には、ライフラインがほぼ回復していた為、入所されている方々は普段と変わらない生活をされていましたが、余震やニュース速報が流れる度、表情が険しくなる方もおられ、震災がもたらす影響、恐ろしさを目の当たりにしました。
最終日には、「来てくれてありがとう」「頑張るから8月の夏祭り来てね」と感謝の言葉を頂き、改めて人と人との繋がり、助け合う大切さを感じることのできる3日間でした。
熊本県の一刻も早い復興を切に願います。頑張れ熊本!!